2007/04/19-08:14 身代わりの教授、 NYで葬儀=結婚指輪に妻は涙-米乱射事件 |
【ニューヨーク18日時事】米バージニア工科大学で起きた銃乱射事件で、 教え子を守るために犠牲になったユダヤ人教授リビウ・リブレスク氏(76)の葬儀が18日、 ユダヤ人の多く住むニューヨーク・ブルックリン地区でしめやかに行われた。 葬儀は、同地区のユダヤ人有志が取り仕切った。 米メディアによると、 出席した妻のマリナさんは亡き夫の結婚指輪を渡されると涙を流し、 「彼は彼ら(学生たち)を救ったの、 救ったのよ」とつぶやいた。 リブレスク氏の遺体はニューヨークからイスラエルに搬送される。 リブレスク氏は第2次大戦中に ナチス・ドイツによって強制収容所に 送られたホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者。 同氏は事件当時、 ドアを押さえて学生らを逃がし、 自身は射殺された。 事件が起きた16日はホロコースト記念日だった。 |